ガクメン0098

【屋台屋】

<場所>
世田谷区上馬4-11-26、03-3487-0960、11:30〜翌2:30、無休

<内容>
ラーメン特集やラーメン本には必ずと言って良いほど掲載されるお店ですから、ご存知の方も多いでしょう。ご主人はラーメン屋さんの店主の前歴としてよく聞くところの、元フランス料理のコックです。そのご主人の作るラーメンは湯麺(トンミン)と命名されています。曰く「湯麺(トンミン)とは鳥の上質のスープとコシのある麺の組み合わせのスープ麺です。当店ではスープの味を楽しんでいただく為に、別にトッピングを用意しました。」
寸胴の中は南部地鶏の丸、長ネギ、タマネギ、それにトマトが加えられ、スープが濁らないようにトロトロと煮込まれること3時間、こうやって鶏の旨味が凝縮されていくのです。
という訳で、基本の湯麺はスープと麺のみ。所謂、チャーシュー、メンマ、ネギの基本トッピングはセットと称したメニューとなっています。その他色々なトッピングの種類があり、その種類によって、手羽が乗るのを手羽先セットといったバリエーションになります。
スープは基本が醤油ですが、チャーシューを鶏肉に替えた鳥そばの場合は塩になります。醤油のスープはコンソメスープのような柔らかい味で、旨味もよく出ています。コッテリ系が好きな人は物足りないかも知れませんが、旨味を感じるのが好きな人はハマルかも。 さらに塩のスープになると、本当にラーメンのスープというよりコンソメスープそのものです。麺は細目の縮れ麺。この縮れがライトなスープをしっかり絡めています。麺自体の味もなかなかいけました。
店内はジャズが流れ、田舎の囲炉裏端を思わせる渋い造りで、女性同士が飲みにきてもおかしくありません。つまみも充実しているので、ここで飲んでトドメンして帰るのも可能でしょう。(98.11.18)

<額麺>
湯麺400円、セット550円、ねぎセット650円、玉子セット650円、手羽先セット650円、チャーシューセット850円

<近隣施設>
国立東京第二病院