ガクメン0074
【かおたんラーメンえんとつ屋】
<場所>
港区南青山2-34-30、03-3475-6337、11:30〜翌5:00、日休。
<内容>
青山墓地の端っこに立ち、トタンのあばら屋からえんとつが何本も生えていて、どこから見てもとても怪しい外観。そんな小屋に中国福建省の云々と書かれた看板が掛けられ、店からはナンプラー、ニョクソム系の魚醤の香りが漂い、更に店員の会話も中国語以外のアジアの言葉が飛び交っていて更に怪しい雰囲気。中は木のテーブルと椅子だけで、10人も入れば一杯の屋台のような風情。当然エアコンなどありゃぁしません。でも、夜はお客さんが必ず入っています。遊びの帰りか延長か、いろいろなつまみを突っつきながらビールを飲んでいます。
さて、ここのラーメンは中国福建省の漢方薬が入った高湯(かおたん)スープをアレンジしているという。少し酸味を感じるさっぱりしたスープに、揚げネギがアクセントとなって、スルッと美味しく食べられます。
麺はやや細目のストレート。この手のラーメン(中国系)は麺が柔らかくてガックリくることがままありますが、ここの麺はしっかりしています。
具はチャーシュー、メンマ、モヤシ、ネギの定番に、絹さやが入って緑の彩りが加えられています。チャーシューはまずまずの味。メンマの味付けは中国系を感じさせます。
ここのメニューの一番端は塩ラーメン。そのスープは、ガクメン16大宝のタンメンに似て野菜の旨味が良く出ており、まずレンゲで3杯は啜ってしまいます(笑)。そして、醤油は塩よりさらにコクが加わったようなスープ。醤油と塩を飲み比べ、塩に戻ると物足りない感じがするので、順番にはくれぐれも注意しましょう。ただし、散々飲み食いした後でのラーメンなら、その限りではありません。
つまみ系も充実しているので、ギョウザ、味付けモヤシ、仔袋でビール、仕上げにラーメンなんていうお客さんが多いです。(98.8.26)
<額麺>
塩ラーメン650円、醤油ラーメン650円、味噌ラーメン800円。トッピング100円〜
醤油ラーメン、餃子
ナンコツ(ミミガー)、子袋
<近隣施設>
心臓血管研究所、女子医大青山病院