ガクメン0066
【武蔵@新宿店】
<場所>
新宿区西新宿7-2-6、03-3796-4634、11:30〜14:30、17:30〜23:00、日休
<内容>
ガクメン59武蔵の新宿店。以前からご主人の山田さんが「ターミナル駅じゃないと、大勢のお客さんが来てくれないんですよ」と言っていましたが、とうとう新宿に店を構えました。ここなら文句無しのロケーションでしょう。元々新宿は魅力のあるラーメン屋さんが少ない場所でもあり、武蔵ができた事はラーメニストにとってとても喜ばしいことです。「しばらく味が落ち着くまで、自分が新宿にいることになる」とは言ってたものの、お客さんの入りや店のキャパシティーを考えて、どうやらここを本店とするようです。
武蔵と言えば「無化調のラーメン」。秋刀魚の煮干しと羅臼昆布をたっぷり使ったスープは絶品です。この店がオープンした時、大体の場所を聞いて、当てずっぽで歩いて行ったのですが、路地の手前から「武蔵」のスープの香りがしてきたので、そこを曲がったらすぐ店が見つかったという(笑)。先回(青山店)も書きましたが、ご主人曰く「無化調でラーメン作ったら、700円以下じゃぁ絶対出せない」そうです。
麺は太目の少し縮れた平麺風。プリプリ・シコシコしていて、細麺好きの人でも気に入るのではないでしょうか。
トッピングはチャーシュー、メンマ、海苔、ネギといたってシンプル。中でもチャーシューには力が入っています。オプションの味玉子も旨いです。そして、スープの奥に隠れていて最後の方で香る柚子。うーむ、憎い演出。
味噌ラーメンにはすり胡麻が入っていて、風味を増していますが、テーブルにあるムサジャン(武蔵特製豆板醤)を入れると更に美味しくいただけます。柚子の香りを殺すほど入れないように注意しましょう>自分(^^ゞ
もう一つ、夏の冷やし麺(冷やし中華じゃありません)にもこだわっています。具は細切りチャーシュー、メンマ、青葱、胡麻、きざみ海苔、おろし生姜。タレは、やはり秋刀魚の出汁がたっぷり出ており、白醤油で味が調えられています。ラーメン同様、最後の方でフワッと柚子の香りが口中に広がるところが武蔵の芸でしょう。また、冷やしで使われている味醂は、そのまんま飲んでも美味しい熟成されたものだそうです。
さぁ、皆さん食べたくなったでしょう?
ある時、山田さんに「ある病気に罹って動物性の脂が食べられない男がいるんですが、脂を使わないラーメンって出来ないものですかねぇ」と相談したら、きっぱり「作りましょう」と言ってくれました。そこで、同僚を連れて食べに行きました。そのラーメン・同僚スペシャル(笑)を一口いただいたところ、脂が抜かれてはいましたが、山田さんのヒトガラという出汁がたっぷり入った「武蔵」のラーメンに違いありませんでした。当然、同僚は3年ぶりのラーメンを完食です。(98.6.9)
<額麺>
らー麺700円、味噌らー麺850円、チャーシュー麺1100円、つけ麺700円、味玉子100円、チャーシュー400円、メンマ150円。
<近隣施設>
東京医科大学