ガクメン0059

【武蔵@青山】

<場所>
港区青山2-3-8、03-3796-8634、11:30〜14:30、17:30〜23:00、日休

<内容>
化学調味料を一切使わず、秋刀魚の煮干しと羅臼昆布を大量に使って旨みを出している。よく「当店は化学調味料を使っておりません」と銘打った店はありますが、確かにスープには使っていなくても、タレの醤油に入っていたり、麺に入っていたりする事が多いです。しかし、武蔵ではどの材料にもアトムは存在しません。
97年夏のラーメンチャンピオンで「今日の武蔵のラーメンはいつもとどこが違うでしょう?」という問題に使われ、答えは「小さじ1杯の化学調味料がはいっていた」だったという、正真正銘の無化調店です。
ご主人に、「スプーンにほんのちょっとの化学調味料を入れたら行列できますよ」とある人が言ったら、「そんな事するくらいなら、店をたたみます」とキッパリ言ったそうな。
さて、そのラーメンの味ですが、なるほど旨い!だけど物足りない!というのが、初めて食べた時の私の率直な感想でした。スープはあっさりスッキリの醤油味、魚の出汁が口腔に広がります。麺は太目の平べったい麺で、もちもちしています。具は、チャーシュー、メンマ、海苔、ネギの、いたってオーソドックスなもので、特にチャーシューが旨いですねぇ。+100円で味玉子が乗せられます。私は化学調味料拒否派でも肯定派でもなく、旨けりゃいいじゃんと思うタイプです。しかし、もっと旨みに対する感覚も繊細になりたいものだと、武蔵のラーメンを食べて強く思った次第です。
脂はどれだけ入っているか判りませんが、脂を入れないようなコントロールができるのなら、是非、ある男を連れていって食べさせたい。ご主人曰く「化学調味料抜きでは、700円でやるのが精一杯。たまに原価割れする時もあるんです。4月に新宿小田欺ハルクの傍に支店を出すんですが、うまく商売ができるのと、味を守るのとを考えると、店を増やすのは3店がいいとこだと思います。」との事。
新宿というターミナル駅の傍にできますから、皆さんも一度お試しください。
アトム:科学の子→化学の粉、化学調味料の意
ある男:ある病気で脂を使った食事が摂れない同僚。
(98.4.9)

<額麺>
らー麺700円、つけめん750円、チャーシュー麺1000円、味玉子100円
とろつけめん750円(01.6.8)


とろつけめん大盛+味玉、味噌ら〜めん

<近隣施設>
東京女子医大青山病院