【こうや】
<場所>
新宿区三栄町8、03-3351-1756、11:30〜21:30、日休
<内容>
四ッ谷界隈で屋台を引いていた原澤宏也さんがお店を開いたのは84年。86年から食べ続けて来たが、味の変遷はかなり大きなものがある。淡い色のスープには、豚骨と鶏の旨みがギュッと詰まっており、表面の鶏油がコクを深めていた。それが、店の拡充や支店が増えるにつれ、なんとも薄っぺらいスープになってきてしまったのだ。スープがしっかりしていた最後の頃には、平打ちの縮れ麺が登場し、そのスープとの相性を楽しむことができたが、今や細麺で食べてもスープが負けてしまうことがしばしばである。具はバラ巻きのチャーシュー、メンマ、海苔、万能ネギが基本で、雲呑、醤蛋、高菜、鶏翼(手羽)がトッピングされる。かつて感動して食べていた頃が忘れられず、年に何度か無性に食べたくなるラーメンなのだが、最近は、あぁこれだ!という気持ちに一度としてなったことがない。店主が文化人や粋人のように見え始めると、ラーメンの味は衰えていくのだろうか。(86〜98)
<額麺>
支那麺650円、雲呑麺850円、鳥翼麺950円、高菜麺900円、叉焼麺950円、涼麺950円、その他中華メニュー多数
高菜麺
<近隣施設>
なし