【大喜】
<場所>
文京区湯島3-47-2、、03-3834-0348、11:30〜15:00/18:00〜23:00無休
<内容>
鶏ガラに煮干系と節系の旨みが融合した天神下の名店。初期のメニューには、「北海道礼文の利尻昆布をベースに、地鶏ガラ・千葉銚子の脂の少ない煮干等でじっくり煮込み、日本橋中弥商店の宗田鰹・ムロアジ節で仕上げました」と記されていた。スープは常に進化を続けており、開店当初はあっさりし煮干し系の醤油ラーメンという印象だった。しかし、開店1年半くらいから、鶏油のこってり感と魚の旨みが良い具合に融合し、他のどの店のラーメンとも違う「大喜のラーメン」、というアイデンティティーが確立されたと言えるのではないだろうか。スッキリした魚系の出汁を感じるスープなのだが、鶏ガラの出汁と鶏油がスープをドッシリとした重みを与えているので、この手のラーメンを食べた後の物足りなさが全く感じられず、旨みが少しも嫌らしくないのに感心してしまうのである。麺は、初期の頃はカンスイ少な目の中細麺で、プチプチ切れるような食感だったが、改良が進んだ今では弾力性が出てきてとてもよい麺になっている。具はチャーシュー2〜3枚、メンマ、カイワレ、海苔、ネギ、1/2味玉。特にチャーシューは絶品で、できの良い時に当ると感動的である。とりそばは塩ラーメンで、チャーシューの代わりに蒸し鶏と白髪ネギがのり、塩ダレのあっさりしたスープに柑橘の香りがさわやかさを伝えている。また、私はほとんどつけ麺は食べないし、食べてもあまり美味しいと思ったことがないのだが、ここのつけそばを食べて目から鱗が落ちた。(99.10.22)
21世紀の正月限定として出されたうめしおは、塩ベースのスープに梅肉が入れられてたラーメンだ。食べる前に桜湯的な酸っぱさを勝手にイメージしていたのだが、馬鹿な先入観をひっくりかえされてしまった。魚の出汁、動物のコク、梅の酸味がベストマッチで、しとやかな味の中にしっかりした重みが残っている。(01.1.4)
<額麺>
らーめん680円、ちゃーしゅうめん950円、わんたんめん830円、とりそば830円、うめしお780円、つけそば750円、もりそば750円、味付けたまご100円、白髪ねぎ200円、きざみねぎ100円、蒸しとり肉200円、ちゃーしゅう350円、メンマ100円、のり100円、こまつ菜250円、ご飯200円、小ご飯100円、その他夜限定・季節限定らーめん
らーめん、うめしお
わんたんめん、ごまだれ冷し(2001Ver.)
<近隣施設>
東京大学附属病院